How to

こいぬを迎えるにあたり

仔犬を迎える前の準備は整っていますか? 飼育環境や用品を整えることも大切ですが、犬についての基本的な知識も必要です。どんなに可愛がっても、間違った知識では、犬との良い関係は成立しません。飼育経験の長い方も、自分の知識が ひと昔前のものでないか?確認すると良いでしょう。書籍には、Amazonのリンクを貼りました。

 

飼育お勧め本(飼育ビギナーも、ベテランの方も)

うまくいくイヌのしつけの科学 西川 文二

イヌを長生きさせる50の秘訣 臼杵 新

ダンバー博士の子イヌを飼うまえに イアン・ダンバー

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氷雪のランナー ドミニク・セリューラ

THE SIBERIAN HUSKY   著者:Joan MacDONALD

The New Complete Siberian Husky  著者:Michael Jennings

 

我が家の仔犬は4ヶ月時点で、社会化トレーニング、および下記のしつけが済んでいます

●誕生直後から触れているので、開眼前より人間の手に慣れています。高く持ち上げたり、抱っこして振り回したり、足を掴んで体を反転させるなど、多少乱暴な扱いをされても、緊張せず脱力しています。

●シャンプー、ドライヤー、爪切り、足バリカン、口や歯に触れる、ブラッシン等のグルーミングに慣れています。

●親犬や兄弟、同居犬との生活で、犬との付き合い方やコミュニケーションを学んでいます。

●生後30日頃より、飼育スペース内のトイレを使うことを覚えています。外出時にもトイレトレーを利用できます。

●屋外(土や草)でも排尿ができます。ワンツーの合図で出来るように教えていってます。

●リードトレーニングを始め、脚側ができるように練習が進んでいます。

●大勢の人や犬、車、生活音や大きな物音に慣れており、不要に怖がることがありません。知らない人に触られることにストレスを感じません。動物病院でも緊張せずにいられます。

●車での移動とクレートに入れられることに慣れています。車酔いはしません。お出かけは大好きになっています。

●あまがみのしつけが済んでいます。人の手から、おやつ等を行儀よく食べられるよう教えています。

●サークル、門扉、ドアから出る時に、「よし」という合図を待つことができます。

●食事の時に座り、「よし」と言われるまで待つことができます

シベリアンハスキーのルーツは、極北地方でそり引きや猟犬として活躍してきた使役犬です。スタミナに富んで活動的な中~大型犬なので、日常的にかなりの運動量が必要です。チームドッグで仲間との協調性に富み、知能も高いですが、過酷な自然環境の中で、彼ら自身の判断力が必要とされてきた背景があり、人の命令に完全に従う性質は求められませんでした。そのため自発的で頑固な所があり、服従訓練は入り難いとされています。呼びが効かないと言われる犬種の一つです。人間に対する警戒心は少なく番犬としは期待できませんが、通行人の気配に刺激されて吠えやすい犬種に比べると、現代の多くの飼育環境には向いていると言えそうです。

被毛は中ぐらいの長さのあるダブルコートで毛量があります。体臭がほとんどない犬種で、カット等特別な手入れは要りませんが、換毛期には大量の抜け毛がでるので集中的なブラッシングやシャンプーが必要になります。自宅でシャンプーをした場合、家庭用ドライヤーで乾かしきるのは困難です。

運動能力が高く力も強いので、サークルやクレートなどは、大型犬仕様で整える必要がありそうです。仔犬の安全を確保し、悪戯をさせない飼育環境作りの準備を検討ください。常時係留やケージに入れっぱなしの飼育をする方にはお譲りしません。群れの意識の強い犬種で、長時間の留守番が苦手な傾向があります。会社勤めの一人暮らし、単独飼育には向いていません。

暑さや湿度は少し苦手です。日陰で風通しがあっても30℃を超える環境には空調を用意ください。防音に乏しかったり、犬嫌いのご近所と関係が悪ければ、も飼育は難しくなりえます。
体臭がほとんどない犬種で、手入れも難しくありませんが、
大量の抜け毛が出る換毛期は、充分なグルーミングの必要があります。シャンプーは、ひんぱんに行う必要はないものの、小型犬や短毛種に要する手間とは比べものにならず、犬用のブロードライヤーを使用して、乾燥に1~2時間かかります。ペットサロンに頼むと、手間の分料金が高いのは、お分かりになりますね?
生後1年を過ぎる頃には、随分手が掛からなくなると思いますが、好奇心あふれる元気な仔犬時期は、しつけ方を知らずに飼うと、問題行動に困り果てる飼い主さんもいます。(問題行動とは、動物にとっては自然で普通な行動であっても、人間にとって不都合な事を意味します)家庭犬として、家族はもとよりご近所からも愛される犬になるために、
可能な限りしつけ教室に通って、犬の取り扱いを学んでいただく事を希望します。

 

◆譲渡条件◆

 ・転売禁止、無断繁殖禁止、どうしても飼えなくなった場合の無断譲渡(里親募集)禁止
  トラブル防止のため、譲渡契約書による合意を取り交わします。

 ・ペットとして譲渡の場合、血統書のカラーコピーをお渡しします。
  原本希望の場合は、去勢・避妊手術の証明と引換えになります。

 ・成長した仔犬(1歳半~ )を、1度は実際に見せていただいています。
  安否確認と、私自身の後学のためにお願いしています。拝見する場所は柔軟に対応します。

 

◆販売時に付帯するもの◆

 ・ワクチン接種(月齢に応じ、1回または2回)
 ・獣医師による簡易健康診断。(心音、体温、脈チェック、鼠経ヘルニア等)
 ・マイクロチップ挿入+登録 
 ・海外検査機関(Enbark社)による遺伝子検査(結果がわかり次第URLを連絡)
 ・仔犬用の首輪とリード
 ・ドッグフード 1月分
 ・仔犬の履歴書(両親犬の写真・血統・健康証明等資料、飼育アドバイス、ハスキー標準図解など)
 ・フォトブック(可能な限り作成して、後日送付します)
 ・JKC血統書(マイクロチップ番号登録)
 ・代犬または返金による生命保障(詳細は譲渡前に説明します)

 

◆各種リワード制度あり◆

・JAHD(日本動物遺伝病ネットワーク)での股関節評価の費用(¥4000-)と、動物病院でのレントゲン撮影費用(上限¥10000-)を負担します。

・しつけ教室、預け訓練、パピークラス等、犬の社会学習と、飼主が犬の扱い方を学ぶ費用を、¥50,000- まで補助します。条件詳細は、商談時に説明。

 

◆譲渡の流れ◆

仔犬の素質や特性を見定めて選別するため、なるべく3-4ヶ月頃まで手元に置いて育てます。すべての子がショーやブリードに適した犬質にはなりませんが、良い血統と優れた両親から生まれたペット犬とは、ドッグショーや繁殖に使う場合のみ欠点になる部分があったり、より優れた兄弟が他にいるため選別にもれた仔犬です。犬の日常生活や健康に支障をきたす欠点ではなく、身体的にも遺伝的にも健全で、先天性疾患のリスクが少ないです。本来は、こうした繁殖によって生まれた仔犬が最高のペット犬です。
ドッグショーは、単なる美人コンテストではなく、良い繁殖であったかどうかを客観的に問う場です。純粋犬種の普及と、繁殖による犬質向上のため愛好家に向けて犬を展示する目的で行われています。