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あらゆる犬種には用途があり、使役目的に由来する性質や能力を持っています。見た目の好みだけで犬種選びをせず、その犬種の性質が貴方のライフスタイルに合うかどうか?デメリットも含めて充分に下調べしてください。犬は誰が飼っても同じ犬になる訳ではありません。良い犬に育てるためには知識も時間も努力も必要になります。そこを間違えると、犬は悪くなくても、思ったより大きく、力が強く、いう事を聞かない犬だったと後悔することになりかねません。お世話が大変なお荷物の存在になると犬も人も不幸です。10年以上生活を共にする愛犬なので、成犬のハスキーを見るなり飼育者にリサーチするなり、充分に調べてください。質問があればメールアドレスからでもよいので、お気軽にどうぞ。

子犬を譲渡する場合、ドッグショーに出陳して下さる方には出来るだけ便宜を図ります。仔犬の幸せのため、譲渡先について私たちはとても選択的なので、飼育環境の確認や、運動やしつけに対する心構えなど、質問やお話をうかがいますが、そうした事が嫌だという方は問合せをご遠慮ください。仔犬の成長や安否を気にかけているので、譲渡後も不定期に連絡いただける方を希望します。

シベリアンハスキーのルーツは、極北地方でそり引きや猟犬として活躍してきた使役犬です。スタミナに富んで活動的な中~大型犬なので、日常的にかなりの運動量が必要です。チームドッグで仲間との協調性に富み、知能も高いですが、過酷な自然環境の中で、彼ら自身の判断力が必要とされてきた背景があり、人の命令に完全に従う性質は求められませんでした。そのため自発的で頑固な所があり、服従訓練は入り難いとされています。呼びが効かないと言われる犬種の一つです。人間に対する警戒心は少なく番犬としは期待できませんが、通行人の気配に刺激されて吠えやすい犬種に比べると、現代の多くの飼育環境には向いていると言えそうです。

被毛は中ぐらいの長さのあるダブルコートで毛量があります。体臭がほとんどない犬種で、カット等特別な手入れは要りませんが、換毛期には大量の抜け毛がでるので集中的なブラッシングやシャンプーが必要になります。自宅でシャンプーをした場合、家庭用ドライヤーで乾かしきるのは困難です。

運動能力が高く力も強いので、サークルやクレートなどは、大型犬仕様で整える必要がありそうです。仔犬の安全を確保し、悪戯をさせない飼育環境作りの準備を検討ください。常時係留やケージに入れっぱなしの飼育をする方にはお譲りしません。群れの意識の強い犬種で、長時間の留守番が苦手な傾向があります。会社勤めの一人暮らし、単独飼育には向いていません。

暑さや湿度は少し苦手です。日陰で風通しがあっても30℃を超える環境には空調を用意ください。防音に乏しかったり、犬嫌いのご近所と関係が悪ければ、も飼育は難しくなりえます。
体臭がほとんどない犬種で、手入れも難しくありませんが、
大量の抜け毛が出る換毛期は、充分なグルーミングの必要があります。シャンプーは、ひんぱんに行う必要はないものの、小型犬や短毛種に要する手間とは比べものにならず、犬用のブロードライヤーを使用して、乾燥に1~2時間かかります。ペットサロンに頼むと、手間の分料金が高いのは、お分かりになりますね?
生後1年を過ぎる頃には、随分手が掛からなくなると思いますが、好奇心あふれる元気な仔犬時期は、しつけ方を知らずに飼うと、問題行動に困り果てる飼い主さんもいます。(問題行動とは、動物にとっては自然で普通な行動であっても、人間にとって不都合な事を意味します)家庭犬として、家族はもとよりご近所からも愛される犬になるために、
可能な限りしつけ教室に通って、犬の取り扱いを学んでいただく事を希望します。

 

◆譲渡条件◆

 ・転売禁止、無断繁殖禁止、どうしても飼えなくなった場合の無断譲渡(里親募集)禁止
  トラブル防止のため、譲渡契約書による合意を取り交わします。

 ・ペットとして譲渡の場合、血統書のカラーコピーをお渡しします。
  原本希望の場合は、去勢・避妊手術の証明と引換えになります。

 ・成長した仔犬(1歳半~ )を、1度は実際に見せてください。
  安否確認と、私自身の後学のためにお願いしています。拝見する場所は、柔軟に対応します。

 

◆販売時に付帯するもの◆

 ・ワクチン接種(月齢に応じ、1回または2回)
 ・獣医師による簡易健康診断。(心音、体温、脈チェック、鼠経ヘルニア等)
 ・マイクロチップ挿入+登録 
 ・海外検査機関(Enbark社)による遺伝子検査(結果がわかり次第URLを連絡)
 ・仔犬用の首輪とリード
 ・ドッグフード 1月分
 ・仔犬の履歴書(両親犬の写真・血統・健康証明等資料、飼育アドバイス、ハスキー標準図解など)
 ・フォトブック(可能な限り作成して、後日送付します)
 ・JKC血統書(マイクロチップ番号登録)
 ・代犬または返金による生命保障(詳細は譲渡前に説明します)

 

◆各種リワード制度あり◆

・JAHD(日本動物遺伝病ネットワーク)での股関節評価の費用(¥4000-)と、動物病院でのレントゲン撮影費用(上限¥10000-)を負担します。

・しつけ教室、預け訓練、パピークラス等、犬の社会学習と、飼主が犬の扱い方を学ぶ費用を、¥50,000- まで補助します。条件詳細は、商談時に説明。

 

◆譲渡の流れ◆

いくらかの仔犬は生後60日前後にペットオーナーの募集をする可能性がありますが、仔犬の素質や特性を見定めて選別するため、なるべく3-4ヶ月頃まで手元に置いて育てます。親犬がチャンピオンでも、すべての子がショーやブリードに適した犬質にはなりませんが、良い血統の優れた両親から生まれたペット犬のクオリティは、ドッグショーや繁殖に使う場合のみ問題になる欠点があったり、単により優れた兄弟が他にいるため選別にもれた仔犬です。犬の日常生活や健康に支障をきたす欠点ではありません。身体的にも遺伝的にも健全で、先天性疾患のリスクが極めて少なく、安定して優れた気質である点は最重要に考えて各種検査も行っています。それらの点に関しては、ショー&ブリードクオリティの子と区別がありません。本来ペット犬とは、こういう繁殖によって生まれた中から選別されるべきです。
ドッグショーは、単なる美人コンテストではなく、良い繁殖であったかどうかを客観的に問う場です。純粋犬種の普及と、繁殖による犬質向上のため愛好家に向けて犬を展示する目的もあるので、結果(勝ち負け)にこだわり過ぎず、能力のある子には出来るだけ出陳の機会を与えてあげたいと思います。ブリードに使う犬は、大きな不可がない事は当然ですが、牡の場合は特に、平均点で平凡な犬よりも、多少の不足はあってもそれを上回る優れた美質を持つ犬を選び、次世代につなげる必要があると考えます。
常に可能性のある仔犬を残したいと思っているので、
生まれた中から好みの子犬を選んで、先着順に予約いただける訳ではありません。ドッグショー出陳に理解や協力を頂ける方、パフォーマンスドッグとしての能力を伸ばすために努力して下さる方には、なるべく良い子をお渡したいと思います。ペット認定の子を譲渡する場合は、繁殖制限のために、血統書のカラーコピーをお渡しします。原本を希望される場合は、去勢・避妊手術の証明と引換えにお渡し可能です